今年もまた、夏の終わりがやってきた。
小樽の空の下に、写真を片手に帰る。
一年間、歩いて、旅して、感じ取ったものを印画紙に焼き付けて。
ここは、北海道で初めて鉄道が走った場所。
「はじまり」を感じさせる、この場所。
この一年、僕は初めて日本を離れた地を踏んだ。
イギリス、ロンドン。そして、小樽にも似た海の街、イーストボーン。
街の姿は違っても、そこに流れる風や、漂う空の雰囲気は、とてもよく似ていた。
旅の空の下で見た小樽がある。小樽の街で異国を感じたりもする。
空の下つながる、三つの街。
空の色もひとつではない。その日の心が、空の色を変えることだってある。
『青い空を見たかい?』
三つの街の空に、風に、僕はそう呼びかけられたような気がする。
現実の空だけじゃない、自分の中の青空も。
青い空を見つけに、青い空を見つめて、歩く、歩く、歩く。
5年目の出展となりました『小樽・鉄路・写真展』。
私・瓜生 裕樹も、作品とともに皆さまのご来場をお待ちしています。
『あなたの中の空は、青いですか。』 |
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■会期 2005/8/29(月)−9/11(日)
■会場 北海道・小樽市 旧手宮線跡地
JR小樽駅から徒歩7分
小樽駅と小樽運河の中間を
東西に伸びています
■時間 24時間屋外展示
夜間はライトアップされます
最終日は17時終了
■入場・観覧無料
■会場の情報など、くわしくは
公式サイトも併せてご覧ください。
■作品の傍に、ポストカード/作品の解説などを載せたフリーペーパー[tetsurocafe]をご用意しています。どうぞご自由に、お持ち帰りください(会期中随時入れ替えています)。
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