つながっている。 - 2006 小樽・鉄路・写真展出展作品
今年もたくさんの皆さまのご来場、ありがとうございました。
「作品紹介」で全作品を、「tetsurocafe2006」も全4号をご覧いただけます。
 
作品紹介
tetsurocafe2006

 

作品紹介
 
*ご覧いただくたびに(リロードごとに)、写真は変わります。

 

今年の作品『つながっている。』は、おととし以来2年ぶりに、すべて小樽市内で撮影した写真18点で構成されています。
と言っても、一目見てどこで撮影したものかわからないものも多いと思います。でも、一枚一枚、そのどれもが、小樽の光景です。

あなたはきっと、目に映る光景のどこかが真っ白に欠けていることを想像はできないでしょう。
これらの光景のない小樽は、きっと、ありえない。
でも、何でもいいわけじゃない。何でもないような光景の中にも、小樽の風に吹かれれば、ひと目見てこの街の光景と感じられる光景になるものがあると、私はこの街を撮り歩いていて感じることが多くあります。
今あなたが立っておられるこの場所は、日本で三番目、北海道で初めて敷設された鉄道の跡地です。
この沿線には特に、小樽らしさを感じさせる光景が点在しています。
北海道にはなかなかない路地裏、名もないけれど傾くこともなく健在な古い建物。
一方で、その古い建物の窓には高層マンションが映り、夕陽を鈍く跳ね返すトタンの塀の足元にはひっそりと、でもしっかりと花が咲いている。
昔と今、そしてこれから。すべてはこの街の重ねて来た、重ねられていく歴史の中で、海風と山風が混ざり合うこの街の中で、そして、今を共にしているあなたと、つながっている。
この街に暮らしておられる方、この街を訪れた方……。この18枚の写真のどこかに、あなたときのうときょうとあした、そこに小樽とのつながりを感じていただければ幸いです。

 

 

  (C) Yuuki URYU 2006