写真・水天宮にて
このまちへ、8年目のラヴレター。

小樽を写真に撮るということ。それは、この街に愛しさを感じるからに他なりません。
私の写真活動の原点のひとつである『鉄路展』の舞台は、北海道開拓の原点となったひとすじのレールが静かに横たわるこの街の空間……旧手宮線の跡地です。ここから鉄路の響きが消えて30年になろうとしても、レールは剥がされることなく在り続けています。普段は草に埋もれているだけの細く長い空間かもしれない。それでも、この街から手宮線跡の鉄路がなくなってしまったら、それはこの街が背骨を失うのと同じことなんじゃないだろうかと、私は思うのです。
変わりゆく街と人と景色の中に、とってつけたものではない愛しさがある。その愛しさに気がついたひとりひとりが、きっと小樽を愛し続けていく。小樽には、そんな街であり続けていて欲しいと心から思います。

拙いけれど、想いを込めて。この街へ、8年目のラヴレターを贈ります。

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私・ウリュウ ユウキがこの作品『love the otaru』とともに8年目の出展をさせていただきました『2008 小樽・鉄路・写真展』は、9月7日(日)17時をもちまして、盛況のうちに閉幕を迎えることができました。
この街で写真を撮り、作り、そして見せるという、私の写真活動の原点を毎年この場所で振り返り、この展覧会で続けて来ることができたのも、 ひとえにご来場の皆さま、出展者の皆さま、そして小樽の街そのもののおかげです。
心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。

来年、『鉄路展』は10年目を迎えます。私の出展も9年目。
私はこの愛しい街をこれからも撮り続けていきます。そして、想いを込めて『love the otaru,forever!』と、静かに強くメッセージを続けていきたいと思います。

展示光景・2008/08/25撮影

2008年8月25日(月)〜9月7日(日)
北海道小樽市・旧国鉄手宮線跡地
(色内2丁目 マリンホール裏手)
会場へのご案内図

●JR小樽駅から小樽運河に向かって徒歩7分 駅と運河の中間にあります
●24時間屋外展示 夜間はライトアップされます
●最終日は17時終了
●入場・観覧無料
●会場周囲への路上駐車はご遠慮ください
●くわしくは公式サイトも併せてご覧ください


love the otaru - 2008 小樽・鉄路・写真展

作品・展示概要 ● 

tetsurocafe2008 ● 
(フリーペーパー)   
vol.04 9/5発行   
vol.01〜04全号掲載中   

出展の記録 ● 
2007  
2006  
2005  
2004  
2003  
2002  
2001  

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